食べ放題

急に誘われたのだが、ここ最近のあり得ないほどの食欲のおかげで、準備は万端だった。

 

そこの食べ放題は、食べ放題感あふれる怪しい味の食べ放題ではなく、しっかり料理の美味しいタイプなので、わくわくして行った。

 

2回目だということもあり、ペース配分も分かっているので、最初からガンガン飛ばした。もとをとりたい(とれるわけない)という熱い魂を持って。そして太りたいという夢を叶えるため(たくさんの人を敵に回しそうな発言だが、この真意はまた別の記事で。)。

 

それが、原因だった。

 

ラストオーダーでーすと言われて、まだいけると踏んで、大量に持ってきたのだ。残したくないから、最後の1秒まで死ぬ気で食べた。熱い魂がマイナスに働いた瞬間だった。

 

恥ずかしながらも、会計のために立ち上がったときに異変に気づいた。

 

久しぶりに食べすぎて吐きそうなくらい食べた。

 

1時間弱、駅のホームのベンチで呆然とした。顎をあげ、宙に目を投げ、脱力した。友人が隣でキャッキャキャッキャ言いながらスマホのカメラを私に向けていたが、やめてくれという言葉すら出なかった。

 

久しぶりにこんな思いをした。

幸せだった。

 

家についた後、苦しくて動けなくなったことをすっかり忘れて、昨日の残りのご飯に手を出したことは、そっと秘密にしておこう。

 

 

目でいける量と胃の許容量に違いが出るのはどういうシステムなんでしょう。こめでした。

 

【今日のことば】

月全食ーー皆既月食

照片ーーー写真

먹어ーーー食べる

배불러ーーお腹いっぱい